この記事の主な使用画像出典 ©D・N・A² 桂正和
こんにちは。葵山優一です。
今回紹介するのは「D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜」です。
長いのでDNA2と表記します。
作品紹介
桂先生による電影少女の次なる作品です。
未来から来た少女、葵かりんと女性恐怖症の桃生純太を中心としたトレンディドラマ風の話でしたが、中盤以降はバトル要素が多くなってきます。
電影少女と同様、ラブコメですが、SFやバトル要素が強めになっています。
一年足らずの短期打ち切り作品にもかかわらずアニメ化した珍しい作品です。
オープニングはまだブレイク前のL’Arc〜en〜Ciel
エンディングは今でも有名な「シングルベット」(シャ乱Q)
そして声優陣
桃生純太 – 難波圭一
葵かりん – 冨永み〜な
佐伯倫子 – 林原めぐみ
栗本亜美 – 笠原弘子
高梨ことみ – 椎名へきる
菅下竜二 – 子安武人
染屋垣麿 – 岩田光央
凄すぎ・・・
昔のファンのためにも!
現在のファンのためにも!
是非ともレンタルショップに置いてほしいですね!
思い出と感想
桂先生の作品の中では特に好きです!
特に主人公の純太君。
女の子の裸を見るとゲロを吐く何とも失礼な奴です。
最初はさえないですが、メガプレイボーイと呼ばれる状態に覚醒するとメッチャ強くなります!
完全覚醒した姿はもうアレです。
↓アレ
当然のごとくファンからの抗議が寄せられたそうです。
しかし実は、この姿は何を隠そう鳥山先生自身が「パワーアップさせるなら髪を逆立て、キラキラさせなさい」と桂先生に助言し、桂先生も内心まんまアレじゃないかとわかっていましたが、鳥山先生には逆らえなかったそうです。
当時の僕はそういう事は全然わからなかったので、「アレのパクリじゃねぇか!」とか思いつつも楽しんで見ておりました。
残念ながら1年ほどで終わってしまいましたが、テレビアニメが始まった時は驚きでした。
ちなみにアニメでは金髪キラキラではなく、赤くなってました。
大人の事情でしょうが・・・
でも近年 結局被ってしまいました。
鳥山先生と桂先生はとっても仲良しです。
アニメはリアルタイムで見たかったんですが、ただ、時間がカクレンジャーと被っていたので、ほとんど見られず、後ほどレンタルで見ました。
・・・仕方なかったんです。
あの時は戦隊モノもいわゆる黄金期で・・・
当時まだ幼い僕にはジェットマン、ジュウレンジャー、ダイレンジャー、カクレンジャーと、そっちにも夢中でした。
その話はまたいずれ・・・
※今なら絶対こっち選んでます
るららちゃんについて
短期打ち切りでしたが、終盤は特に印象強いです。
未来から純太の100人目の子供がやってきました。
川崎るららちゃん
マジ可愛かったっす!
メガプレイボーイを守るため、かりんと戦いました。
しかし、歴史が変わったため、消滅してしまいました。
なんで最後消えちゃったのかわからないという人も恐らくいると思いますので、簡単に説明します。
・63年後、人口増加により子供を二人以上作ったらいけないという法律ができる(破ったら死刑)
・そんな中、メガプレイボーイと呼ばれる女性を虜にするDNAの持ち主、純太が100人以上の子供を残していることが発覚する。
・メガプレDNAを受け継いだ子孫によるさらなる人口増加を危惧した政府がターミネーターよろしく、過去に戻って何とかするように葵かりんを派遣する
・殺害するのではなく、DNAを書き換える弾を打つ予定だったが、間違えて別の弾を打ってしまい、いろいろややこしくなる(アレになったり)
そんなワケでして、ドラえもんやターミネーター的に言うなら過去を変えて未来を救うって話でした。
で、最終的に狙い通り、メガプレイボーイは誕生しないことになり、世界は救われるワケですが・・・
最終的に世界は救われたかもしれませんが100人以上の罪もない子供達が犠牲になってます!
アレとは違うようです。
(過去で人造人間倒しても未来では存在してます)
もう少し連載期間があれば、100人の子供たちもなにか救いがあったかもしれませんね・・・
犠牲となったるららちゃん。
消え方がマジ泣けます。
(韓国語版ですみません)
純太「歴史は変わった。もうメガプレは存在しない」
「もう君は生まれてこない」
純太も純太です。
仮にも娘なんだし、もっと言葉を選んであげても・・・
恐らく彼女にもいろいろ話があったのでしょうが、話をまとめるためか、最後なんか悪人みたいな形で消滅してしまいました。
何しろ当時は打ち切りの報告がひと月前にいきなり来るとかだったそうですので、だいたい4,5話前。
つまり、るららちゃんが登場したあたりで打ち切りが決まったものと思われます。
(あくまで推測です)
続きモノで新シリーズが始まった時に打ち切りが決まると、作家にとってとても大変だと言われています。
伏線とかの回収はもちろん、初期の構想を(何話分かにもよりますが)考え直し、無理にでも終わらせなくてはいけませんからね・・・
※場合によってはコミックスに加筆されますが
なのでるららちゃんは、かりんをボコり、そして最後消えた悪役キャラとして終わってしまいました。
※ボコったって言っても、最初に手を出したのはかりんですけど(銃を頭にぶっぱなした)
そのため、現在でもそういうイメージが残ってしまった可哀想なキャラです。
つまりるららちゃんは、
打ち切りの犠牲になったのだ・・・
※アニメでは多少救いがありましたが・・・
未来モノの宿命です。
どっかのお姉さんが言ってました。
「のび太は本来ジャイ子と結婚するはずだった」
「しかし、未来から来たドラえもんのおかげでしずかちゃんと結婚できた」
「しかしそれは、しずかちゃんにとっていい迷惑(ついでにジャイ子も)」
未来を勝手に変えたらいけないという事ですね・・・
↑コレとかアレとか、メッチャ変えまくってますが・・・
川崎るららちゃん・・・
客観的に見れば、彼女は自分と未来の子供のために戦っていました。
そんなワケで彼女自身は悪人ではないんです。
DNA2を見てるららちゃんを悪人だと思ってる方は、少し見方を変えてあげてくれると嬉しいっす。
てゆーか、一番悪いのは森ですしね!
(原作参照)
ただ、格好はちょっと問題ありですが・・・
白いアンダースーツは、アニメならまぁいいんですが・・・
マンガだと絵的にヤヴァイ!
臀部を描く事に関しては世界一と名高い桂先生でも、まさか・・・ と思いました。
・・・そんなワケで ←(?)
葵山優一はるららちゃんは決して悪い子ではなかったと、後世に伝えていきたいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
(死んだのかどうか、よくわかりませんが)
以上。DNA2についてでした。
どうもありがとうございました。