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明稜帝 梧桐勢十郎について

この記事の主な使用画像出典 ©明稜帝 梧桐勢十郎 かずはじめ

こんにちは。葵山優一です。

「真の強さ」とは何か?

今回紹介するのは明稜帝 梧桐勢十郎です。

ジャンル:少年マンガ・学園、アクション系
作者:かずはじめ
出版社:集英社
掲載:週刊少年ジャンプ 1997~1999
コミックス 全10巻

作品紹介

かずはじめ先生のマインドアサシンと並ぶ代表作で、スラムダンクが終わった1997年以降、いわゆるジャンプ衰退期を支えた作品です。

生徒数5千人を超えるマンモス高(私立明稜高校)が舞台で、主人公が暴力的な生徒会長というとても珍しい学園物です。

主人公、梧桐勢十郎はメチャクチャ強く、傍若無人で生徒からは「明稜帝」と恐れられており、毎回のように起こる学校内の様々な問題を力ずくで解決します。

ラグビー部とサッカー部の抗争を止めるために
部員全員 自らが倒す生徒会長の図

主人公は梧桐勢十郎ですが、一話で転校してきて生徒会に入った一年生、青木速太の視点で物語が進行することが多いです。

たまに2,3話使った強敵とのバトルが行われますが、基本一話完結です。

また、明稜高校には四天王と呼ばれる存在があり、最初梧桐とは敵対していますが少年漫画のお約束で倒せば仲間になり、最終的には梧桐と四天王が力を合わせて暴走族やらと戦ったりします。

他にも日常系でスポーツ大会や高校クイズ選手権などにも参加したりします。

基本、コミックスではどの巻から見ても楽しめると思います。

アニメ化してもおかしくないくらい内容は面白く、人気もあったんですが・・・

当時は学園物にはスポンサーがつきにくく、グッズ展開も難しかったため、残念ながらアニメ化には至りませんでした。

今なら余裕で深夜アニメ行けると思います!

時代が悪かったですね・・・

思い出と感想

まず、マインドアサシンのイメージが残ったまま見ると恐らく混乱するでしょう。

ホントに同じ作者が描いたの? コレ? って感じで・・・

それほど前作のマインドアサシンとは作風が違いました。

マインドアサシンは何というか、鬱的な話が多かったですが、こっちは同じ鬱でもプラス思考や力技で解決すると言った感じです。

アクションもそうですが、ギャグ調も強く、ぶっちゃけ僕はマインドアサシンよりこっちのほうが全然好きです!

個人的に好きなキャラはは、四天王・八樹宗長です。

中学時代いじめを受けていた彼ですが、高校では剣道でメッチャ強くなり、185センチの好青年となりました。

ただ、逆に強くなりすぎて、色々とヤバいことに・・・

・覆面を被って夜中に強い相手を狙って辻切りをする
・犯罪者の心理を理解しすぎている
・夜11過ぎまで学校で筋トレをする(家でやれよ)
・「せっかくだから俺も」と、捕まえた犯罪者に追撃を加える
・多人数相手のケンカにさりげなく木刀を使用する

キレたらヤバいキャラ設定になってしまいましたが、そこがまた魅力的。

努力家で、ある意味 最も人間らしいです。

「もういじめられてた頃の僕じゃない」
「強いっていうのは気分がいいよなぁ」

自信を持つのはいい事ですが・・・

でもやっぱり、強すぎるのもちょっとアレですね。

人間ほどほどが一番という事で・・・

クリフ最大の不幸


もう一人、個人的にお気に入りのキャラがいます

クリフォード・ローヤー 通称クリフ

3年生の元生徒会副会長でアメリカ人とのハーフ。

超大金持ち。
梧桐の横暴に巻き込まれたり多額のお金を使わされたり・・・

こち亀で言う所の中川のポジションですね。

毎回のように梧桐から理不尽な攻撃を食らってました。

女たらしで殴られ役でツッコみ役・・・・
一見チャラ男ですが、孤独な少年時代の反動らしいです。

パン屋でアルバイトをしてお金の大切さを学ぶ話が印象に強いです。

あと、付き合ってる彼女にとって、自分が本命でない(金目当て)事に気づいた後の行動がメッチャカッコよかったっす。

お金しか興味がない彼女に対して別れのプレゼントに自分のクレジットカードを彼女に渡すクリフ

しかし、結局彼女はカードのお金には一切手をつけなかったそうです。

普段はなんかヘタレなイメージしかありませんが、この時だけはメッチャカッコよかったです!

「お金では物しか買えない」

高校生なのにこの達観ぶりには・・・

シビれる 憧れるぅ!

とまあ、クリフはとても深いキャラなんですが・・・

しかしこれ以降、クリフの話はほとんどありませんでした・・・。

どんどん個性的なキャラが増え、クリフはひたすらツッコミ役ややられ役、あと梧桐のためにお金を使う役割ばかりになってしまいました(東京ドームを借りたりコロシアム建設したり)

毎回のように不幸な目に合うクリフですが・・・

最大の不幸は、この話以降特にこれといったカッコいい話がないまま

連載が終了してしまった事でしょう。

なので、読者の中にはクリフ=ヘタレ、というイメージが強いたいっす。

1巻以降 こんなのばっか

しかし! 葵山優一は主張します!
クリフはホントはカッコいいんです!
ホントです! コミックス1巻を見てください!

最後のほうでも1話くらい、クリフの活躍する話が欲しかったですね・・・。

青木君は結構あったのに・・・

まぁ、この話は、青木君の成長物語でもありましたからね。

強さとは

この作品ではいじめやら虐待やら受けてきたキャラが多数登場します。
(梧桐、青木、八樹など)

しかしいずれも、自らの力で克服しています。

青木君が一話で「なぜ僕はいじめられるんだろう」と問いました。

梧桐はそれに対し答えました。

「なにもしないからだ」

当時の僕にとって非常に耳が痛い言葉でした。

「いじめを解決するにまず、自分が強く変わらなくてはいけない」というメッセージが作品の中に込められている、と 以前かずはじめ先生がジャンプ巻末コメントで言っておられた覚えがあります。

僕は長い間いじめを受けてきたので、その言葉には目からウロコが出ました。

以降、僕は自らを鍛える事にしました。

強い人間になるため、筋トレしたり走ったり柔道習ったり・・・

この作品は、ある意味人生を変えてくれた作品とも言えます。

あれから20数年・・・
相変わらずいじめは起きますが、僕は元気にやっております!

僕は、少しは強くなれたんですかね・・・

「真の強さ」とは・・・

葵山優一にとって永遠の課題です。

いつか僕も梧桐みたいな強い人間になりたいっす!

以上、明稜帝 梧桐勢十郎についてでした。

どうもありがとうございました。

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